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06,08,Thu/2006 02:26:30   ・・・小話

闇商人のトカゲの話
ルビーベルを引きずり回していたリョクメの話。



黒猫は闇商人の店から買った鉱石竜が気に入ったようでどこへ行くにも咥えている。(口で)
鉱石から離すと弱るのがわかっているのか、前足でごろごろ鉱石を転がしてたまに傍に降ろしたりしつつ。
小さな竜はされるがままで、力なく垂れ下がっている。首に猫のよだれがついても気にするそぶりは全く見えない。
大らかなのかと思えばどうにもやる気なさげな顔つきだ。
猫はメシをねだりにくるときも一緒。店を通る時も一緒。散歩も一緒。寝るにも一緒。
随分入れ込んでいるようなので、試しに世話をさせてみることにした。名前をつけろと言うと「トカゲ」と返ってくる。
…見ようによっちゃトカゲかもしれないが。
「まんまだろう…。」
「トカゲ・ネ ロ」
「ネロじゃない。他に何かないんか」
どうやら小竜を同種の何かと思っているらしい。確かに色は少し近いが、悲しいほどに頭が悪い。
飼い主バカとしてはそれすらも可愛い。だが頭が悪いのは事実 だ…。 俺は鎮痛な面持ちで黒猫を見た。
「略す 、ゲロ」
「吐瀉物かよ!!」
「…タ モリ?」
それ別の生き物。
その後あーだこーだ言いながら結局トカゲに決まった。それが一番マトモだったわけで。
猫は頭が悪いばかりではなく以前の庭の石像並みにネーミングセンスもまずかった。


いい加減鉱石が割れてしまうと困るので適度なサイズの布鞄を繕って鉱石と竜を入れると、
鉱石はすっぽり隠れ、丁度竜の頭と前足・しっぽが見えた。小さな角はつくりもののようだ。
どうみても大きいトカゲにしか見えない。猫に下げてやるとそれなりに可愛らしい。

「トカ ゲ ト カゲ」
猫はよほど嬉しいのか連呼しながら足場の悪い部屋をうろうろしている。"トカゲ"は相変わらずぐったりとやる気がない。

…それなりの値で買ったんだけどな。

まるで玩具だと喜ぶ猫を遠目に見ながら
気に入ったのならそれでいいかと思うことにした。
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